◆予防歯科って何?何をするの?
むし歯や歯周病で痛くならないように予防することです。セルフケアと呼ばれるご自身での歯磨きや、プロフェッショナルケアと呼ばれる歯科医院でのクリーニング(定期検診)などを行います。また定期検診ではセルフケアが正しくできているかチェックやアドバイスも行っているので、定期的に受診すると良いでしょう。
◆歯が痛くなくても歯医者に通ったほうがいいの?
通うべきです。歯科医院は痛くなってから治療するイメージかもしれませんが、予防歯科といってむし歯や歯周病などにならないよう定期的にクリーニング、痛くなる前に早期発見・早期治療を推進しています。
定期検診を受診することで将来どれだけ歯を残すことができるかを左右するので、3か月から半年程の間隔での受診をおすすめします。
◆毎日の歯磨きだけでは虫歯や歯周予防できないの?
歯磨きが最も大事な予防にはなりますが、歯ぎしりなどにより歯が歪むと歯と歯の間が虫歯になりやすいです。なので歯ぎしり防止のマウスピースの着用をお勧めします。
また、虫歯菌やがお口の中に多い方は虫歯になりやすいのでそういった菌を内服薬などで減らす歯周内科治療というものをお勧めします。
◆歯ブラシと歯磨き粉の種類と選び方
歯ブラシの種類は虫歯予防、歯周病予防、細かい所(磨きにくい所)用、矯正装置・インプラントが入っている方用などがあります。同様に歯磨き粉にも、虫歯予防、歯周病予防、着色予防(ホワイトニング)、知覚過敏用、口臭予防などの種類があります。
また、歯ブラシや歯磨き粉以外にも、デンタルフロスや歯間ブラシ、うがい薬などを併用していただくとより口の中を清潔に保つことができます。
どれもご自身の歯や歯茎の状態、悩みに応じて使い分ける必要があります。
また口の中の状況は変化するので、その時々にあったものを選んでいただくか、歯科医師・歯科衛生士にお尋ねください。
◆電動と普通の歯ブラシどっちがいいの?
電動歯ブラシは電動で振動することによって歯ブラシを歯に当てるだけで効率的に誰でも簡単に歯垢を除去してくれます。ただし使い方によっては歯や歯茎を傷つけてしまうので注意が必要です。
普通の歯ブラシは種類が豊富で電動歯ブラシに比べて安価なので口の中の状態に合ったものを選ぶことができます。ただしきちんと磨くには技術と時間が必要なので正しく磨けているか歯科医院の定期検診で確認してもらうと良いでしょう。
どちらもメリット、デメリットはあるので選択に迷った場合は歯科医師、歯科衛生士にお尋ねください。