唾液(つば)とは口腔内に分泌される液体で、唾液腺その他の粘膜腺から分泌されています。
唾液(つば)にはすごい威力があります。
お口の中の常に循環していて、汚れを洗い流し、歯の表面を綺麗にして、なおかつ歯を強くする働きをしています。
消化作用:食事中によく咬んで唾液を出して食事することにより、胃での消化作業の負担を減らす役割を持っています。
潤滑作用:唾液の成分に含まれている『ムチン』という粘性のタンパク質があり、食べ物を唾液で濡らし喉を通りやすくする作用があります。
また口の中の粘膜を潤し声がよく出るよう発生を滑らかにしてくれます。
高齢になり、食事を飲み込みにくくなったり入れ歯が痛くなってきたりするのも唾液が大きく関係しています。
味覚作用:食べ物を分解することによって味覚を感じやすくさせます。
緩衝作用:虫歯によって生産された酸や酸性の飲み物を飲んだ時など、お口の中の酸を中和してくれます。
洗浄作用:歯の表面やお口の中の汚れを洗い流します。
抗菌作用:唾液の中には様々な抗細菌成分が含まれています。
再石灰作用:歯が溶ける(脱灰)を抑えて、再石灰化を促進します。
夜寝ている間は唾液の分泌が減少するので、寝ている間に虫歯や歯周病が進んでしまいます。
寝る前の歯磨きは必ずしましょう。
また、寝る前に飲んだり食べたりする習慣のある方は要注意です。
また通常時の唾液が減ることによって、口腔内乾燥症(ドライマウス)になり、唾液による免疫機能が無くなり、虫歯や歯周病が進行するのはもちろんの事、風邪を引きやすくなります。
また食べにくくなる・話がしにくくなる・口の中がネバネバするなどの症状が出ます。
口臭がひどくなる事もあります。
異変を感じるようでした、一度病院での検査をお勧めします。