歯根端切除術の動画
歯根端切除術について説明しています。
歯根端切除術とは?
歯根端切除術とは、根管治療を行なったが、治らない根の先の感染源に対して、外科的な処置によりその感染源を取り除く方法です。
虫歯や歯周病が原因で、根管内が感染してしまった場合には、まずは感染した根の中を綺麗にする根管治療を行います。
しかし、根管治療を行っても根の先にできた膿の袋が治らない場合があります。その場合に、歯根端切除術を行うことで抜歯を避けて保存できる可能性があります。
歯根端切除術の
メリット・デメリット
メリット
・保存不可と言われた歯でも残せる
可能性がある
デメリット
・手術を行っても再発する可能性がある
・外科的侵襲が大きく、手術後に腫れや
痛みが出る
・歯の頭に対する歯の根の長さが短く
なってしまう
歯根端切除術の術式
STEP 1
局所麻酔
STEP 2
メスにて歯ぐきを切開する
STEP 3
感染源付近の骨を削って穴を開ける
STEP 4
感染源を取り除く
STEP 5
歯の根の先端を切断する
STEP 6
切断面に特殊なセメントを入れる
STEP 7
セメント硬化後に歯ぐきを縫って終了
歯根端切除術の費用
歯根端切除術は保険適用になります。
費用は3割負担で、約7,000円〜12,000円と
なります。
手術時間はケースにもよりますが約60〜90分で
終わります。
歯根端切除術の術後の注意点
・術後に強くうがいをしないで下さい。
・麻酔が切れるまでは食事をしないように
して下さい。
・血行が良くなってしまうことはしないで下さい(飲酒や激しい運動、入浴など)
・麻酔が切れると痛みが出てくる可能性があるのでその際は痛み止めを飲んで下さい。
・血がにじむ程度の出血は異常ではなく、
1〜2日で通常止まります。
・腫れたり熱が出てしまうことがありますがピークは2〜3日でその後引いてきます。
・感染の原因になってしまうため、傷口を舌や指で触らないようにして下さい。
・縫った糸は7〜10日後を目安に糸抜きを
行います。
・歯磨きは傷口の周囲は避けて、傷口の箇所は柔らかめの歯ブラシを使ってください。
歯根端切除術の予後、再発
について
歯根端切除術で重要なのは感染源の除去、切断面から根管内にセメントを入れる逆根管充填と言われています。
術後の症状はすぐになくなるわけでないため、糸抜き後も1ヶ月おきに経過観察を行い、再感染していないかどうか確認します。
まとめ
歯根端切除術は、通常の根管治療では治らない歯に対して行うことで、抜かなければならない歯を残すことができる処置です。
しかし、歯根端切除術が適応にならないケースや再発をしてしまうこともあります。
根管治療をしたが、治らずに悩んでいる方や、歯根端切除切除術について詳しく知りたい方は、ぜひ一度当院までご相談ください。
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