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硬質レジンクラウン

硬質レジンという合成樹脂と無機物を混合して、摩耗に耐えられるように作られている歯科用のプラスチックで作られた差し歯で、費用と時間をかけずに白い歯にできる治療法です。

レジンは、前歯や奥歯の小さな詰め物、欠けた歯、すきっ歯の治療にも使われていますが、充分な強度がない為、噛み合わせによって摩耗してしまうので、かみ合わせが弱い部位に用いられます。

前から5番目の歯 (第二小臼歯) までが保険の適応内で硬質レジンジャケット冠がつけられる歯です。

6番目以降の歯の治療で保険に適応するクラウンのは銀歯だけです。

 

金属を使用しないので、金属アレルギーの心配がなく、治療後、時間がたっても歯ぐきが変色することがありませんが、治療した箇所は2~3年で変色、変形してきます。

これには、装着時に使用される保険適応内セメントが、レジンのたわみを十分に補強できないという原因もあります。

レジンは歯に似た色をしている為、自然な感じに仕上がりますが、プラークがつきやすく、数年で二次虫歯ができてしまう恐れがあることや、充分な強度と耐久性がない為、あまり使用されなくなってきました。

長期的に見て良い結果にならないと判断する医師が多いからです。

その為、クラウンの選択肢を説明する際に、この方法が省かれることも多いようです。

しかし、医師によっては、歯の削り方次第で変形したり割れたりすることはないという意見もあります。

金属アレルギーがあり、どうしても保険の範囲内で白い前歯にしたい場合には、硬質レジンジャケット冠は有効であるという考え方です。

ただし、強度を補強する為の厚みが必要であるため、歯を削る量が金属のかぶせものより増えます。

また、充分な強度がないので、歯ぎしりや歯を強く噛む癖のある場合は避けたほうが無難です。