虫歯はうつるって本当?
「虫歯の人とキスをすると虫歯がうつる」という話を聞いたことはありませんか?実は、虫歯や歯周病の原因菌がキスをすることでうつるのは本当のことです。
現に生まれたばかりの赤ちゃんは口の中に虫歯菌がいませんが、大人のキスなどで感染し、口の中に虫歯菌が入り込んでしまうと言われています。但し、必ずしも原因菌がうつるからといって、虫歯になるというわけではありません。
このページでは虫歯がうつる原因とその対策について解説していきますね。
虫歯菌はどんなときにうつる?
虫歯菌は唾液を介して感染します。
直接的な原因としては主にキスなどからうつることが多いですが、それ以外にも飲みものや食器の共有など間接的な原因で感染することも多くあります。
虫歯は歯から歯へうつる?
口の中に虫歯があると、他の歯にも虫歯がうつりますか?という患者様からの質問をよく受けることがあります。
虫歯が1つあるからといって、他の歯にうつるということはありません。
しかし、虫歯があることで汚れが溜まり口腔内の環境が劣悪になったり、虫歯になりやすい歯と歯の間が虫歯になってしまうと、接している歯や他の歯も虫歯になってしまうことは多くあります。
うつった=虫歯ではない!!
社会生活をしている以上、虫歯菌を絶対にもらわないように過ごすことはほぼ不可能だと思います。ですので、そこで変に神経質になったりする必要は全くありません。
また、菌がうつったからといって必ずしも虫歯になるわけではありません。口の中には虫歯菌を含めて約900種類ほどの菌が存在していると言われています。そもそも口の中は無菌状態ではなく、常在菌で構成されています。
虫歯菌がうつったとしても、口の中の常在菌のバランスが安定していれば、虫歯菌が定着することは少ないと言われています。
大切なのは
虫歯にならない予防とケア
口の中の常在菌のバランスがコントロールされていれば、虫歯にはなりづらいです。
そのためにできることが、虫歯菌を増やさないよう歯垢をためないこと・虫歯菌の大好物である糖分の摂取を控えること・定期的な検診を受けることなど・・
虫歯菌にうつったとしても、虫歯にならない予防やケアができていれば何も心配することはないんですね。
まとめ
虫歯菌が唾液を通して人から人へうつるというのは本当です。
その一方で、菌をもらったからといって必ずしも虫歯になるわけではなく、正しいケアと予防ができていれば対処することはできます。但し、虫歯菌がうつるということは虫歯になるリスクを高めていることには変わりありません。
自分自身を守る為、大事なパートナーやお子さんを守る為にも、自分自身が口腔ケアと予防をしっかり行うこと・相手にも協力してもらうことが大切です。
今、虫歯があるかどうか気になる方は是非当院までご相談ください。