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親知らず(智歯)を抜く?抜かない?

親知らず(智歯)を抜く?抜かない? 

Wisdom teeth extra or not親知らずを抜く?抜かない?の議論は、どうして起こるのでしょうか。

それは、親知らずの進化、退化がその議論の前提にあるからです。

古代の人類では、永久歯が32本あるのが普通でした。

32本というのは、親知らず4本を含む数です。

縄文時代の日本人では、32本揃っている人が全体の81%で、現代では36%に減少、という統計があります。

親知らずが1、2本あるという人もいますし、生涯、1本も生えない人もいます。

人類の進化の過程で、親知らずは消えて行く方向にあり、将来の人類の永久歯は28本になるとも言われています。

理由は、大昔よりも人の顔が小さく、顎も狭くなってきているからです。

火を使い、食べ物を調理して、柔らかい物を食べるようになり、頑丈な歯や顎が必要ではなくなったという進化の仕方です。

それは退化とも言えるのですが、骨格上、親知らずは不要なのに、生えてくるものだから、様々な問題が起こります。

しかし、現状、生えてくるということは自然の摂理に適っていて、抜歯の必要はないという考え方もあります。

一般的には、痛みや腫れの問題が起これば、抜歯します。

親知らずが斜めに生えていて、隣の歯との隙間に食べ滓が詰まりやすい歯並びの悪さである場合、そこにプラークが溜まりやすくなります。

やがて虫歯や歯周病の炎症が広がり、痛みや腫れが出て、抜歯した方がいいという選択になります。

 

または、炎症が発生しやすい歯並びなので、そうなる前に潔く、抜歯してしまうという予防措置もあります。

噛み合わせが悪くて、噛むたびに痛みがある場合にも抜歯します。

一方、問題がなければ、敢えて抜歯しないという選択も多くあります。

すべての親知らずが、斜めや横倒しに生えるのではありません。

他の永久歯と同じで、歯茎に垂直に生え、隣の歯を圧迫していない場合は、違和感もありませんし、歯のお手入れに関しては、他の歯と条件は同じになります。

一番奥の歯という、多少、歯磨きしづらい面はありますが、注意して丁寧にお手入れすれば、大きな問題には発展しません。