Back to top
歯周病菌

歯周病菌

perio fungus

歯周病の原因となるのがプラークと呼ばれる歯周病菌であることは、度々説明してきました。
この歯周病菌が歯茎などの歯周組織に付着し、炎症を引き起こすことが歯周病の発症につながり、放置し続けることで歯の抜け落ちなど重大な症状となります。

しかし、歯周病菌は歯周病にだけ影響を及ぼすわけではなく、様々な身体疾患に悪影響を及ぼしていることが近年わかってきました。

例えば、どのような身体疾患を引き起こす原因となり得るのでしょうか?

多くみられる身体疾患の1つに狭心症や心筋梗塞があります。
これらは心臓の疾病ですので、歯周病と結びつくイメージが浮かばない方も多いかと思います。
しかし、歯周病菌が血管内に発生し、血液の通りが悪くなることで血液の供給に異常が生じこれらの疾病につながることが判明しています。

また、狭心症や心筋梗塞と同様に脳の血管に歯周病菌が詰まり流れが悪くなることで、脳梗塞を引き起こすことにつながります。
一部のデータでは、歯周病の方はそうでない方に比べ約3倍程度、脳梗塞を発症する可能性が高いとされています。

その他、歯周病菌は糖尿病と併発すると糖尿病の症状を急速に悪化させることが知られています。
これは、歯周病菌の死骸から排出される内毒素と呼ばれる毒性物質が、血糖値に悪影響を与えていることが原因です。

このように、歯周病自体は歯の病気ですが、その原因となる歯周病菌が身体の様々な重い疾患につながっています。
そのため、こういった疾病を予防するためにも歯周病を早期に発見し治療すること、日頃から歯周病になりにくい生活を送ることを心掛けることが重要となります。